エレベーター無しのマンションに住んでいる場合、毎日のベビーカーの上げ下ろしが大変ですよね。階段でベビーカーを運ばなければならない場合の移動方法やおすすめ商品をご紹介します。
また、戸建てに住んでいても家の前に階段があってベビーカーを持ち上げなければならない場合の解決方法についても記載しています。
・マンションが階段しかない場合の運び方
・階段でも楽に運ぶためのベビーカーの選び方
・家の前に階段がある場合にはスロープを後付け
・階段でベビーカーを運ぶためのお役立ちアイテム
ベビーカーとマンション階段の問題を解決!快適な移動方法とは
- エレベーターなし!マンションの階段でベビーカーを運ぶには
- 階段でベビーカーに赤ちゃんを乗せたまま運ぶのは危険?
- ベビーカーを階段で安全に持ち運ぶための正しい持ち方
- 階段も運びやすいおすすめ軽量ベビーカー
エレベーターなし!マンションの階段でベビーカーを運ぶには

マンションに住んでいると、エレベーターがない場合や故障時、災害時など、ベビーカーを階段で運ばなければならない場面に遭遇することがあります。このような状況では、安全かつスムーズにベビーカーを運ぶための工夫が必要です。
まず、マンションの階段を利用する際には、ベビーカーを折りたたむのが望ましいです。折りたたむことでコンパクトになり、持ち運びやすくなるだけでなく、階段での転倒リスクを減らせます。
しかし、荷物が多かったり、赤ちゃんを抱っこしている場合は、ベビーカーを折りたたむのが難しいこともありますよね。その場合は、事前にベビーカーの重量や持ち手の位置を確認し、持ちやすい方法を考えておくとスムーズです。
また、マンションの階段でベビーカーを扱う際に注意したいのは、焦らず慎重に行動することです。特に雨の日や荷物が多いときは、バランスを崩しやすくなります。無理をせず、可能であれば家族や近隣の人に手伝ってもらう、往復するのも一つの方法です。
階段でベビーカーに赤ちゃんを乗せたまま運ぶのは危険?
さっと運べるし……と思って階段でベビーカーに赤ちゃんを乗せたまま運んでいませんか?それは非常に危険な行為なので事故が起こる前にやめましょう。
赤ちゃんが乗ったままの状態で階段を上る、または下ると、バランスを崩したときに転倒しやすくなり、大きな事故につながる可能性があります。
実際に過去には赤ちゃんを乗せたまま階段で運び、赤ちゃんが落下して頭の骨を折る事故も発生しました。
同社によると、25日午前9時半ごろ、ホームから階段で下りようとする母親から頼まれ、駅員がベビーカーを運ぶ手伝いをした。その際、子どもを乗せたままベビーカーを持って階段を移動中、子どもが転落した。社内マニュアルでは、ベビーカーを運ぶ時には子どもを保護者に預けるなど、ベビーカーからおろすことになっている。駅員は失念していたという。
引用:朝日新聞 駅階段、ベビーカーから子ども転落 駅員マニュアル違反
こうした危険を避けるためには、ベビーカーを折りたたみ、赤ちゃんを抱っこして運ぶのが最も安全な方法です。
どうしてもベビーカーを開いたまま階段を使わなければならない場合は、赤ちゃんを一度降ろし安全な場所に移動させてから、または自分で赤ちゃんを抱っこし、誰かにベビーカーを運ぶのを依頼しましょう。
ベビーカーを階段で安全に持ち運ぶための正しい持ち方

ベビーカーを安全に持ち運ぶためには、適切な持ち方を知っておくことが大切です。誤った持ち方をすると、手を滑らせて落としてしまったり、体に負担がかかって転倒の原因になったりすることがあります。
まず、ベビーカーを持ち運ぶときは、折りたたんだ状態で持つのが基本です。持ちやすい取っ手の位置を事前に確認し、しっかりと握るようにしましょう。
最近のベビーカーは、片手で簡単に折りたためるものも多いため、選ぶ際には折りたたみのしやすさも重視するとよいでしょう。肩にかけられるストラップ付きのベビーカーなら、片手が空くためより安全に運べます。
もしも開いたまま運ばなければならない場合には、体の重心を意識しながら腰を痛めないように注意してくださいね。ベビーカーの重量が重い場合は、片手で無理に持ち上げようとせず、両手でしっかり支えながら持つことが重要です。
特に階段を利用する場合は、以下のポイントに注意してください。
- 両手でしっかり持つ
片手で持つと不安定になりやすいため、両手でしっかりと支えることが大切です。もし可能であれば、ベビーカーのフレーム部分を持つと安定します。 - 無理に持ち上げない
重たいベビーカーを無理に持ち上げようとすると、バランスを崩したり、腰を痛めたりする可能性があります。階段の段差が高い場合は、一段ずつ慎重に運ぶようにしましょう。 - ベビーカー用のストラップを活用する
一部のベビーカーには、持ち運び用のストラップが付属しているものもあります。肩掛けができるタイプなら、両手が自由になり、安全に運びやすくなります。 - 荷物を減らしておく
ベビーカーに荷物をたくさん載せたまま運ぼうとすると、重心が偏り、バランスを崩しやすくなります。事前に荷物を減らし、持ち運びやすい状態にしておくことが大切です。
このように、ベビーカーを持ち運ぶ際には、安全性を最優先に考え、無理のない方法を選ぶことが重要です。
階段の利用が多い場合は、軽量モデルのベビーカーを選ぶのも一つの対策になります。赤ちゃんと自分の安全を守るために、適切な持ち方を意識して行動しましょう。
階段も運びやすいおすすめ軽量ベビーカー
日々大きく重くなる赤ちゃん。往復せずに一回で、片手に赤ちゃん、片手にベビーカーを持って運ぶためには、軽量タイプのベビーカーがおすすめです。

生後1か月~使えるA型ベビーカー。A型ベビーカーは5㎏~7㎏と重いものが多いですが、こちらはなんと超軽量3.9kg!
両対面でお顔を見られるのも嬉しいですね。

首が座り、一人座りが出来るようになったらこちらも。背負ってしまえば階段もスイスイ登れて荷物も持てますね。生後7ヵ月~使える「おんぶっこバギー」。
家の前の階段がつらい!ベビーカー移動の悩みを解消する便利なアイデア
- 家の前に階段がある場合のベビーカー対策。スロープを後付けする。
- 工事で階段をスロープに変更することも可能
- ベビーカーと階段のストレスを減らすアイテム紹介
家の前に階段がある場合のベビーカー対策。スロープを後付けする。
家の前に階段がある場合、特にベビーカーを使って赤ちゃんを運ぶ際は注意が必要です。階段を上り下りする際に転倒や事故が起きる可能性があるため、安全に対策を講じることが不可欠です。
また、家の前の階段が急であったり、段差が高すぎる場合には、後付けでスロープを設置することを検討するのも一つの方法です。スロープを設置すれば、ベビーカーを持ち上げる負担が減り、安全に赤ちゃんを運ぶことができます。
最近では、スロープを簡単に設置できる商品も増えており、これを利用することで階段の段差をスムーズに乗り越えることができるようになります。スロープはできるだけ勾配が急でないものを選ぶことが望ましく、滑り止め機能がついているものを選ぶとさらに安心です。
スロープを選ぶ際には、ベビーカーのタイヤにも注目しましょう。タイヤが大きいベビーカーの場合、タイヤの幅に合った広いスロープを選ぶことが重要です。
逆に、タイヤが小さい場合は、滑りにくくて比較的細めのスロープが使いやすいでしょう。タイヤの大きさに合ったスロープを選ぶことで、スムーズに階段を乗り越えることができます。

階段が数段ある場合には、長めのスロープを2つ以上設置する方法もあります。
スロープの選び方には、収納性や持ち運びやすさも関わってきます。特に折りたたみ式のスロープは、収納スペースが限られている家庭や移動が多い場合に便利です。
折りたたみ式スロープを選ぶ際には、折りたたんだ際の大きさや重さを確認し、持ち運びやすいかどうかをチェックすることをお勧めします。

スロープがあると普段はちょっとジャマになるな……とお悩みの方にはこちら。使うときだけ出して、使わない時にはしまっておくことが出来ます。
ベビーカーを安全に運ぶために、階段を乗り越える際にスロープを使用することは非常に有効です。しかし、スロープにもいくつか種類があり、それぞれの特徴に合わせた選び方が求められます。
まず第一に、スロープを選ぶ際のポイントは、勾配の角度です。急すぎる勾配のスロープを使用すると、ベビーカーが滑りやすくなったり、力が必要になったりして危険です。理想的なスロープは、緩やかな角度で段差を上り下りできるものです。
また、スロープの素材も重要な要素です。プラスチックや金属製など素材は様々です。
プラスチック製のスロープは軽量で持ち運びやすい一方、金属製のスロープは安定感があり、滑り止めの機能がしっかりしている場合が多いため、特に悪天候の日でも使いやすいと言えるでしょう。
金属製のスロープは、湿気や雨に強いため、外でも使用しやすい特徴があります。
工事で階段をスロープに変更することも可能

スロープの取り付けには、階段の場所によっては工事が必要になることもあります。
道路にはみ出てしまう場合には違法になる可能性もあるため注意が必要です。また、安全性を重視するなら外構工事をして階段をスロープに変更してしまうことも出来ます。
費用は数十万円~かかりますが、老後カートを引くことなどを考えると便利なスロープに変更しておいてもいいかもしれません。
ベビーカーと階段のストレスを減らすアイテム紹介
ベビーカーを使って階段を上り下りする際、どうしてもストレスがかかりやすいです。特に段差が高かったり、階段が急である場合には、負担を感じることも多くあります。
そこで、そんなストレスを減らすために便利なアイテムを紹介します。これらのアイテムを使うことで、ベビーカーを階段で扱う際の不安や負担を大きく軽減することができます。

荷物をさっと取り出して肩にかけられると、ベビーカーを折り畳みしやすい。

ヒップシートがあれば赤ちゃんを抱きあげやすい。
これらのアイテムを使うことで、階段でのベビーカーの扱いが楽になりますね。アイテムを選ぶ際は、自分の使用シーンやベビーカーのタイプに合ったものを選ぶことが大切です。
使いやすいアイテムを取り入れることで、階段の上り下りにかかるストレスを大きく減らし、赤ちゃんとの移動がよりスムーズに、安全にできるようになるでしょう。